【3/25大会】ロッタン欠場、スーパーレックの挑戦者はウィリアムスに
3月25日(土)の「ONE Fight Night 8」に、直前になって大きな変更があった。
当初メインイベントでは、ONEフライ級キックボクシング世界チャンピオンのスーパーレック・キアトモー9(タイ)が同級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)を迎え、タイトル防衛に臨む予定だった。だが、ロッタンは負傷により、出場を辞退することになった。
しかし、スーパーレックの防衛戦は行われる予定だ。
ロッタンの欠場により、ダニエル・ウィリアムス(オーストラリア / タイ)が新たな挑戦者となり、キャリア最大のチャンスに挑むことになった。
ウィリアムスは、現在ストロー級ムエタイとMMAで5位コンテンダーで、WMCムエタイ世界タイトルを獲得したこともあるエリートストライカー。
最近はMMAでの活躍が目立ったが、2021年の「ファイト・オブ・ザ・イヤー」に選出されたムエタイマッチでは、ロッタンを極限まで追い詰め、一級の打撃のスペシャリストと渡り合える力を見せつけた。
このロッタン戦も直前の試合オファーを受けたかたちだったが、3ラウンドのスリリングな戦いでは、次々と攻撃を繰り出した。
このため、今回のタイトル挑戦でも同様のパフォーマンスを見せてくれることだろう。
一方、スーパーレックは1月の「ONE Fight Night 6」で、フライ級キックボクシングのタイトルを獲得したものの、対戦相手のダニエル・プエルタス(スペイン)のアグレッシブなボクシングのスタイルに苦戦した。
プエルタスのようなスタイルはウィリアムスも得意としている。さらに、ウィリアムスは当初、「ONE Fight Night 8」ではルイ・ボテーリョ(ポルトガル)とのストロー級ムエタイマッチで対戦予定だったため、大会に備えたトレーニングをしていた。
世界タイトルマッチは5ラウンド制のため通常の試合より2ラウンド増え、階級も上がることになるが、恐れ知らずの29歳・ウィリアムスは動じることなく、スーパーレックのベルトを剥ぎ取りにいくことだろう。
一方、ボテーリョはキャッチウェイトムエタイ(128ポンド)でアスランベック・ジクレーブ(ロシア)と対戦することになった。
「ONE Fight Night 8」に関する最新情報は、今後もONE公式ホームページでお知らせする。