【1/28大会】東京大会「ONE 165」でロッタンvs.武尊、青木真也vs.ノースカット
世界最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップは来年2024年1月28日(日)、東京・有明アリーナで約4年ぶりとなる日本大会「ONE 165: Rodtang vs. Takeru」を開催する。
メインイベントは、ONEフライ級ムエタイ世界王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)と日本の大スターの武尊による同級キックボクシングマッチ。
さらに元ONEライト級MMA世界王者の青木真也も出場し、同級MMAマッチでセージ・ノースカット(米国)と激突する。
ONEチャンピオンシップ会長兼CEOのチャトリ・シットヨートンが11月30日(木)、東京都内で開いた記者会見で明らかにした。
ロッタンはこれまでONEで16戦出場しており、2019年8月に世界王座を獲得して以来、5度の防衛に成功。ONEのムエタイ部門の頂点で確固たる地位を築き上げた。
直近では、今年9月にONEフライ級キックボクシング世界王者のスーパーレック・キアトモー9(タイ)とムエタイマッチで対戦。接戦の末判定負けとなり、これがONE打撃部門で初の黒星となった。
だがこの一戦は、現代ムエタイで最高の試合として評価され、ロッタンが勝っていたとする声も出ている。
対する武尊は、K-1元3階級制覇王者でプロ戦績は42勝3敗(25KO)。長年にわたり世界トップクラスのキックボクサーとして活躍し、今年春にONE参戦が発表された際には大きな話題を呼んだ。
ロッタンと武尊は両者とも驚異的な実績を誇るアスリート同士。試合が大盛り上がりとなることは約束されている。
ロッタンは前へ前へと出るアクション満載の戦いぶりと、リング内外で発揮される独特のカリスマ性で多くのファンを引き付けている。
一方、この試合がONE初戦となる武尊は、ダイナミックで爆発的なキックを武器とする天才的なテクニシャンだ。
一級のアスリートとしての才能や自信、精神力を併せ持つ2人の試合は、歴史的な名勝負となることだろう。
セージ・ノースカット vs. 青木真也
さらに「ONE 165: Rodtang vs. Takeru」では、新世代のアスリートとベテランによる注目の対決も行われる。セージ・ノースカットと青木真也によるライト級MMAマッチだ。
打撃とグラップリングをバックボーンとする者同士の最高峰の試合になることだろう。
ノースカットは空手出身で、ONEと2018年にサイン。だが翌年5月のONEデビュー戦で黒星を喫し、けがの治療とMMAへのさらなる順応に専念するため長期間離脱していた。
2023年5月には米コロラド州で開催された「ONE Fight Night 10」のアフメド・ムジタバ(パキスタン)戦で第1ラウンド一本勝ちとし、ライト級MMA部門のトップアスリートに向けて強烈なアピールをした。
こうして上昇を狙うノースカットが迎え撃つは、サブミッションのスペシャリストとして名高い青木だ。
プロとして60戦近く、ONEでは17試合に出場してきた青木は、MMA界で尊敬を集め、グラウンド・ファイターとして恐れられている存在。
通算47勝のうち30勝は一本勝ちによるもので、ONEライト級MMA世界王者に4度輝いている。
前回の日本大会ではホノリオ・バナリオ(フィリピン)に一本勝ちとした青木。今回も日本のファンの前で見事な勝ち星を挙げてくれるか、注目だ。
2024年1月28日(日)の日本大会「ONE 165: Rodtang vs. Takeru」についての詳細は、今後もONE公式ホームページでお知らせする。