【11/19大会】ONE 163でヘビー級キック世界GP決勝、クリークリャvs. アジズプール
11月19日(土)の「ONE 163: Akimoto vs. Petchtanong」のコーメインイベントで、ONEヘビー級キックボクシング世界グランプリの決勝が行われることになった。
現ONEライトヘビー級キックボクシング世界チャンピオンのローマン・クリークリャ(ウクライナ、31)とイラジ・アジズプール(イラン、34)が、シンガポール・インドア・スタジアムでトーナメントの頂点を目指して対決する。
クリークリャとアジズプールは2018年と2019年にONE以外の団体で対戦し、対戦成績を1勝1敗同士としている。
両者は昨年10月、ONEのケージ「サークル」での試合が予定されていたが、クリークリャが体調不良のため出場を辞退していた。「ONE 163」ではついに、長年にわたるライバル関係に完全決着をつけることになる。
2人は、9月の「ONE 161」で行われたONEヘビー級キックボクシング世界グランプリ準決勝では、対照的な方法で決勝進出を決めている。
アジズプールは、ONEのニューカマーのブルーノ・チャベス(ブラジル)と対戦。ラウンドを重ねるにつれ、キックと右オーバーハンドでプレッシャーを強め、計算された戦いぶりを見せて、ユナニマス判定で勝利。アンデウソン・シウバ(ブラジル)への判定勝利とイスマエル・ロント(スリナム / オランダ)へのノックアウト勝利に続き、ONEチャンピオンシップでの戦績を3勝0敗とした。
もう一方の準決勝では、クリークリャが当時ONEで連続KO勝利を挙げていたグート・イノセンテ(ブラジル)と対戦。わずか52秒でフィニッシュ勝利を挙げた。
クリークリャは、右パンチでダウンを奪った後ハイキックを見舞い、そこでレフェリーが間に入った。
2018年にアジズプールに判定負けを喫して以来、敗北を味わっていないクリークリャ。現在はONEライトヘビー級キックボクシング世界王座を2度防衛するなど、12連勝中と波に乗っている。
11月19日の試合でクリークリャが勝てば、ONEライトヘビー級キックボクシング世界タイトルのベルトに加え、トーナメントの優勝者に贈られる銀色のベルトも手にすることになる。
ONEヘビー級キックボクシング世界グランプリ決勝が新たに追加された「ONE 163」だが、メインイベントでは、ONEバンタム級キックボクシング世界チャンピオンの秋元皓貴がペッタノン・ペットファーガス(タイ)を迎え初防衛戦に臨む。また、青木真也、岡見勇信、平田樹、若松佑弥の出場も予定されている。
11月19日の「ONE 163」の最新情報については、今後もONE公式ホームページでお届けする。