【5/20大会】ルオトロ兄弟がONEデビュー、相手は青木真也とトノン

RuotoloBrothers 1200X800

ブラジリアン柔術のホットな新星・双子のケイドとタイのルオトロ兄弟が5月20日(金)、ついにONEチャンピオンシップでその才能を披露する。

チャトリ・シットヨートン会長兼グループCEOが18日、両選手が同日の大会で、グラップリングのスーパースターの青木真也ゲイリー・トノン(米国)を相手にONEデビューを果たすと発表した。

https://twitter.com/yodchatri/status/1516046769507139589

ルオトロ兄弟は米国の19歳。ジム「アトス」のヘッドコーチでONEに参戦しているアンドレ・ガウヴァオン(ブラジル)の下でブラジリアン柔術黒帯を取得しており、シンガポール・インドア・スタジアムで行われるこの試合に向けて準備を重ねてきた。

2人が出場する試合のルールは最近のONEでのサブミッション・グラップリングマッチと同様だが、今回は10分1ラウンド制に。いずれの選手も一本勝ちしなかった場合でも、勝者が決まるというルールに変更された。

チャトリ会長はフェイスブックの投稿で、イエローカードの可能性や、“本気の”サブミッションの試みに基づいて勝者が決まるなど、新しいルールを説明した。

https://www.facebook.com/ChatriSityodtong/posts/5206606956068090

タイ・ルオトロ vs. ゲイリー・トノン

タイ・ルオトロは、ライト級でトノンと対戦。ゴングと同時に全力でかかっていくエネルギッシュなグラウンドのスペシャリスト同士の戦いだ。

タイはその若さにもかかわらず、サブミッション・グラップリング界ですぐに名を成し、最高の選手たちと渡り合えることを証明してきた。

2019年、16歳の時にはADCC史上最年少で準決勝進出を決め、その他にも著名大会で複数のタイトルを獲得している。

対するトノンは30歳で、同じくブラジリアン柔術黒帯。サブミッション・グラップリングでの経験は豊富で、新世代のパイオニア的存在とされている。

トノンは最近はMMAに専念しており、タン・リー(ベトナム / 米国)が有するONEフェザー級世界タイトルにも挑戦したが、今もなお世界で恐れられている有数のサブミッションのスペシャリストだ。

両者とも速いペースのスクランブルと多様なサブミッションを得意としており、白熱した試合になることは間違いないだろう。

ケイド・ルオトロ Vs. 青木真也

ケイド・ルオトロのONEデビュー戦の相手は、総合格闘技でも活躍する青木。

タイと同様、ケイドも世界で最も権威のあるトーナメントや大会で勝利を収め、エリート選手の仲間入りを果たした。

IBJJF世界選手権では、ジュベニウと茶帯で優勝しており、EBI、Grapplefest、WNOでもタイトルを獲得している。

5月20日には、20年にわたりMMAで最も有名なサブミッション・ファイターとして活躍し続けている青木と対決する。

青木はブラジリアン柔術と柔道の黒帯で、38歳でありながら、MMAライト級3位コンテンダー。ONE史上最高のタップアウト・フィニッシャーであり、ONEライト級世界チャンピオンに2度なっている。

ケイドは全力でスクランブルを仕掛けるだろうし、青木はベテランの経験を生かしてエネルギッシュな相手に対応することだろう。

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