【5/6大会】セージ・ノースカットが復帰戦「自分のスタイル見せたい」
5月6日 (土) の「ONE Fight Night 10: Johnson vs. Moraes III」で4年ぶり復帰戦に臨むセージ・ノースカット(米国、27)は、華々しく完全復活を印象付けたいと意気込んでいる。
ノースカットは空手がバックボーンで、のちにMMAに転向。2019年に期待されてONEに参戦したものの、デビュー戦では厳しいノックアウト負けを喫していた。
歴史的なONE初の米国大会となる同大会での対戦相手はアフメド・ムジタバ(パキスタン)。
この試合でノースカットは、高い前評判をひっさげてONEに参戦した理由を知らしめるつもりだという。
「現時点で、とても楽しみにしている。最後に出場してからかなり時間が経った。試合会場に向けて出発するのが楽しみだ。」
「ONEチャンピオンシップでの最初の試合は、計画した通りにはいかなかったとわかっている。だから、復帰していいパフォーマンスをしたい。フィニッシュをして、いい仕事をして、ONEチャンピオンシップには契約したことを誇りに思ってもらいたい」
4年間のブランクがあったが、ノースカットはムジタバ戦には絶好調で臨めるようだ。
観客の期待通りの運動能力やエキサイティングな戦いぶりを見せるばかりでなく、新しい武器もお披露目するつもりだという。
「自分はまだ若い。成長して学び続けていくと思う。自分のスタイルはとても爆発的で、型にとらわれず、とてもパワフルなものだ」
「まだ見せていない自分のスタイルがたくさんあると思う。だから、今回の試合でも、将来の試合でも、こうしたものを見せていきたい」
「総合力高い」ムジタバを警戒
5月6日 の復帰戦は、セージ・ノースカットにとって厳しい試練となるだろう。
対するアフメド・ムジタバはフィニッシャーとして知られる。アブラーオ・アモリム(ブラジル)にはKO勝利、ブラジリアン柔術黒帯のラウル・ラジュ(インド)には一本勝ちとし、直近2戦とも第1ラウンドで勝利している。
このためノースカットは、ムジタバがどの間合いでも脅威となりうることを知っているが、どんな展開になっても準備はできているという。
ノースカットはこう話している。
「(ムジタバは)ブラジリアン柔術黒帯の対戦相手と戦っていた。あれはユニークなサブミッションだった。あまり見ることがないものだ。その前の試合ではノックアウトで勝っている。だから、彼はかなり総合力が高いといえる」
「才能があって、直近2試合ともフィニッシュとしている。これは気に留めておかないといけない。でも、自分はハードなトレーニングをしているし、あらゆる面で準備を整えるようにしている。ちゃんとあらゆる面を磨き上げておきたい」
ノースカットは謙虚な人柄で、試合について派手に宣伝することはしないものの、落ち着いた自信を漂わせている。
このため、ムジタバ戦での勝ち方などを予想するつもりはないが、待望の復帰戦を記憶に残るものにすると話している。
「これまで予想というものはしたことがないんだ。でも、もちろん素晴らしいパフォーマンスをしたいと思っている。自分は全試合で相手をフィニッシュしようと思って臨んでいる。これが自分のスタイルだ」
「自分はみんなにとってエキサイティングで素晴らしい試合をしたいと思っている。だから、これは期待しておいてほしい」