【5/6大会】ONE Fight Night 10: Johnson Vs. Moraes III、セージ・ノースカットが復帰戦
セージ・ノースカット(米国、26)が、ONEチャンピオンシップ初の米国大会で4年ぶりとなるカムバックを果たす。
日本時間の5月6日(土)に米コロラド州ブルームフィールドで行われる「ONE Fight Night 10: Johnson vs Moraes II」で、ノースカットはアフメド・ムジタバ(パキスタン、29)とライト級MMAマッチで対戦する。
ノースカットの戦績は11勝2敗。77度ユース空手世界チャンピオンになり、10代の頃には北米でも有数の有望株として台頭した。ローカルシーンでは、まばゆいばかりの打撃のレパートリーを見せつけ、北米の大手MMA団体でも世界クラスのスキルを披露してきた。
2018年には3連勝と波に乗った状態でONEチャンピオンシップと契約。しかし、世界最大の格闘技団体ONEでは、理想的な形でスタートを切ることはできなかった。
2019年5月のウェルター級MMAマッチでは、ムエタイ仕込みの強打を武器とするコスモ・アレクサンドレ(ブラジル)に第1ラウンドでノックアウトされ、負傷。けがは徐々に回復したものの、新型コロナウイルスにも感染し復帰はさらに遅れた。
そしてこのたび、ついにファイターとしての身体を取り戻し、再びMMAでの成功を目指す準備が整った。
ONEのケージ「サークル」での復帰戦の相手となるムジタバは、プロ戦績10勝2敗で、直近2戦で第1ラウンドフィニッシュ勝ちとしている強敵だ。
ムジタバは、ラウル・ラジュ(インド)戦ではわずか56秒でノックアウト勝利を挙げ、ブラジリアン柔術黒帯のアブラーオ・アモリム(ブラジル)との試合では、トライアングル・チョークで一本勝ち。後者の試合は、2022年の「MMAサブミッション・オブ・ザ・イヤー」の候補にもなった。
ノースカットのような有力選手との米国での試合は、母国パキスタンのMMAシーンのアピールにつながることもあり、ムジタバにとって大きなチャンスだ。
復帰戦となるノースカットに、キャリア最大の戦いに臨むムジタバ。両者ともこの試合をに向けて、モチベーションを高めていることだろう。
ノースカット対ムジタバが行われる「ONE Fight Night 10」のメインイベントは、すでに発表されている通り、熱いラバーマッチ。ONEフライ級世界チャンピオンのDJことデメトリアス・ジョンソン(米国)が、前王者のアドリアーノ・モラエス(ブラジル)を迎えてタイトル防衛に臨む。
「ONE Fight Night 10」の最新情報については、今後もONE公式ホームページでお知らせする。