【7/30大会】ONE: BATTLEGROUND、メインはサムエーの防衛戦
ONEチャンピオンシップは、2021年後半も盛大な勢いでイベントをお届けする。
世界最大の格闘技団体ONEは7月30日(金)、「ONE: BATTLEGROUND」をシンガポール・インドア・スタジアムで開く。メインマッチは、世界タイトル戦。
メインイベントではストロー級2競技の世界チャンピオン、サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)が、プラジャンチャイ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)を迎え、ムエタイのベルトの防衛に臨む。
サムエーは、プロ戦績370勝47敗9分。試合を重ねるごとに強くなっているかのように見える生ける伝説だ。
初代ONEフライ級ムエタイ世界王者として活躍した後、本来の体重に戻し、ベルトを次々と獲得してきた。
シンガポールのメガジム「Evolve MMA」所属のサムエーは、2019年12月に初代ONEストロー級キックボクシング世界王座に就き、その2ヶ月後には初代ONEストロー級ムエタイ世界タイトルも獲得。昨年10月にはランキング1位のコンテンダーであるジョシュ・トナー(オーストラリア)を相手にムエタイのタイトルの防衛に成功している。
勢いが止まらないサムエーだが、対するプラジャンチャイはこの圧倒的な王者を倒すスキルを持っていると信じている。
プラジャンチャイはバンコク居住の26歳。ムエタイにおいて、パウンド・フォー・パウンドのトップファイターの1人とみなされており、戦績は337勝51敗3分。また、ルンピニーとラジャダムナンスタジアムの世界チャンピオンにもなっている。
4オンスのMMAグローブを付けてのONEデビュー戦で、子供の頃のアイドルを相手にONEデビュー戦で世界タイトル奪取を狙う。
「ONE: BATTLEGROUND」には、ミドル級コンテンダーのアウンラ・ンサン(ミャンマー)とレアンドロ・アタイデス(ブラジル)も登場。両者とも2階級王者のライニアー・デ・リダー(オランダ)との再戦を狙っている。
ミャンマー初の世界チャンピオンであるアウンラ・ンサンは、昨年10月にミドル級のベルトを、そして今年4月にはライトヘビー級のベルトをデ・リダーに剥ぎ取られた。
現在はカムバックの道を歩み始めているが、そこに立ちはだかるのがアタイデスだ。
アタイデスは、5度ブラジリアン柔術の世界チャンピオンになっており、壊滅的なKOパワーを有している。2020年2月にはデ・リダーを限界まで追い込み、僅差のスプリット判定で敗れた。
デ・リダーは最近、唯一フィニッシュできなかった相手アタイデスとのリマッチに興味を示しており、7月30日のコーメインイベントの結果次第では実現する可能性もある。
また「ONE: BATTLEGROUND」には、17歳のビクトリア・リー(シンガポール / 米国)、アトム級のレスリングの名手リトゥ・フォガット(インド)、トップランクのフェザー級キックボクサーのシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)にタイフン・オズカン(トルコ)も登場する。
フルカードは以下の通り。
ONE: BATTLEGROUNDのフルカード
- サムエー・ガイヤーンハーダオ vs. プラジャンチャイ・PK・センチャイムエタイジム (ONEストロー級ムエタイ世界タイトルマッチ)
- アウンラ・ンサン vs. レアンドロ・アタイデス (総合格闘技 – ミドル級 )
- シッティチャイ・シッソンピーノン vs. タイフン・オズカン (キックボクシング – フェザー級)
- リトゥ・フォガット vs. リン・ホーチン (総合格闘技 – アトム級)
- チェン・ルイ vs. ジェレミー・パカティウ (総合格闘技 – バンタム級)
- ビクトリア・リー vs. ワン・ルーピン (総合格闘技 – アトム級)