【10/13大会】フィニッシュ率100%アサラナリエフ「アルバレスを驚かせる」
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)は人生最大の試合を前に、緊張を感じている。
10月13日(日)に東京・両国国技館で開かれる「ONE:CENTURY 世紀」の第1部で、アサラナリエフは、ONEライト級ワールドグランプリ(WGP)決勝に臨む。対戦するのは総合格闘技の象徴ともいえる存在、エディ・アルバレス(米国)。だがアサラナリエフの緊張が、全力投球を阻むことはない。
相手のアルバレスは、4つの世界タイトルを獲得してきたスーパースター。10年以上に渡り、格闘技界で最も人気ある選手の一人として君臨してきた。だがアサラナリエフは、見ごたえのあるパフォーマンスでアルバレスを倒せると、確信している。
アサラナリエフは間違いなく、ONEで最も危険な選手だ。WGPトーナメントの準々決勝と準決勝はどちらも、第1ラウンドでの見事なノックアウトで勝利した。彼のフィニッシュ率は100%だ。
彼は今、格闘技史上、最大のイベントにふさわしいパフォーマンスを続ける決意を固めている。
アルバレスとの戦いに挑む前に、アサラナリエフはが対戦相手について語る。
ONEチャンピオンシップ: エディ・アルバレスについてどう思うか?彼の試合を見てきたか?
ザイード・フセイン・アサラナリエフ: 彼は素晴らしい格闘家だ。もちろん彼の試合は何年も見続けてきた。
彼は他のトップ格闘技団体の世界チャンピオンだった。ONEでアルバレスと戦い自分のスキルを披露できるのは光栄なことだ。
ONE:アルバレスのスキルについてどう思うか?
アサラナリエフ: 彼は心で戦うし、諦めない。本物のファイターだ。優れたグラップリング(組み技)の技術を持っているし、立ち技も素晴らしい。キックも悪くない。
ONE:彼のエドゥアルド・フォラヤンとの準決勝戦についてどう思うか?
アサラナリエフ:フォラヤンはチャンスを逃していた。ノックアウトできたかもしれないが、試合中に何度か訪れた絶好のチャンスを、生かすことができなかった。
ONE:この戦いはどうなると思うか?どうやって勝ちたいか?
アサラナリエフ: 寝技で戦えたら自分にとっては理想的。だがファンのために、立ち技で戦って勝ちたいと思っている。そのほうが見ごたえがあるから。
彼が自分を倒さないなら、自分が彼を倒す。世界王者が倒れたら大騒ぎになるね。
ONE:試合の準備は順調か?
アサラナリエフ: いつものように一生懸命トレーニングしている。最高の試合を見せ、自分のテクニックを披露したい。
今回は、母国のダゲスタン(ロシアの共和国)で、親しい友人のサポートを受けてトレーニングしている。ここにいるとより集中できる。以前はタイの格闘技ジム「プーケットトップチーム」と「タイガームエタイ」で準備をしていたが、正直なところ、タイは気が散ることが多い。
ダゲスタンにいると、より落ち着いた気分になる。たぶん、ここは自分に力を与えてくれる場所なんだ。この試合の前に、そのエネルギーを感じるために、ここに帰ってこなければいけなかったんだと思う。ストレスは何もないし、トレーニングをして、時間があるときは馬に乗る。これはタイではできなかったことだ。
ONE: 試合の準備で他に何か変えたことは?
アサラナリエフ: 食生活を少し変えて、後はいくつか練習も追加した。これはアルバレスにとっては驚きになるだろう。
それ以外はいつもと同じ。他の選手と対戦する時と同じように準備している。
ONE:キャリア最大の試合を楽しみにしているか?それとも緊張しているか?
アサラナリエフ: これまでに参戦した中で最も壮観な大会の1つになることを願っている。ONEのチームは素晴らしいイベントを開くことができる。だからこれも本当に大成功になることを願っている。でも、将来はもっと大きなイベントに参戦できたらいいと思っている。
自分たちの試合を取材しているメディアをチェックしている。少し緊張するが、たいていは、いいムードにしてくれる。試合の日が待ちきれない。早く戦いたい。
おすすめの記事:【10/13大会】「CENTURY 世紀」が歴史的格闘技イベントとなる7つの理由
東京・両国国技館 | 10月13日 (日) | 中継:ONEチャンピオンシップ公式アプリで生中継(無料)
ーーーーーーー
「ONE: CENTURY 世紀」は、さまざまな格闘技から28人の世界チャンピオンが参戦する、史上最大の世界選手権格闘技イベントだ。フルスケールの世界選手権格闘技イベント2大会が同日開催されるのも、史上初めてのことである。
複数の世界タイトル戦、世界グランプリチャンピオンシップ決勝戦3試合、そして世界チャンピオン同士の対決をふんだんに取りそろえ、ONEチャンピオンシップが東京の両国国技館で新地平を切り拓く。