【2/28大会】シェリフ・モハメド、秋山成勲戦「フィニッシュ勝ちできる」
「ONE:KING OF THE JUNGLE」でシェリフ・モハメド(エジプト)に用意された舞台は、生易しい試練ではない。だがモハメドは総合格闘技のアイコンとも言える存在に立ち向かうことを恐れてはいない。
37歳のモハメドは世界最大の格闘技団体ONEに2017年から参戦しており、2月28(金)にシンガポールで開かれる大会のウェルター級マッチで秋山成勲と対戦する。
秋山は過去15年間に渡り世界中の大きな舞台で注目を集めてきた。だがモハメドはその秋山を相手に優位に立てると考えている。
「秋山はかなり長い間、総合格闘家として活動している。経験豊富でタフなファイターだ」
「秋山戦のオファーを受けた時、厳しい戦いになるだろうと分かっていた。でも優れた選手だがバランスが取れたファイターというわけではない」
秋山のスキルに関するモハメドの意見は驚きかもしれない。だがそれはモハメドの自信の証でもある。
秋山の柔道のスキルは十分に立証されたものだが、モハメドはレスリング、グラウンドパンチ、サブミッションのテクニックで秋山を苦しめる以上のことができると信じている。だからこそモハメドは、秋山が打撃を中心に来ると見ている。
「秋山は今回の試合では立ち技の勝負に来るのではないかと思う。グラウンドはどちらも得意だが、自分の方がうまい」
「間合いを取る戦略で来ると思う。タイミングを計ってパンチやキックを繰り出そうとしてくるだろう」
エジプトの総合格闘技団体のチャンピオンであるモハメドは、秋山がどういう攻め方で来るにしても、万全の準備を整えているという。
「十分な時間があったから、トレーニング合宿は完ぺき。親友のエジプトのヘビー級選手ムスタファ・アブデルサラムとトレーニングしたんだ」
「レスリングで彼のような体重が重い選手を相手にするのは大変だったが、役に立った。それに(同じくONEアスリートの)兄のマフムード ・モハメドとも練習して、いろいろと教えてもらった。彼らのアドバイスはシンプル。打撃を磨いてキックをもっと決められるようにすること」
素晴らしい指導やサポートにより、モハメドはシンガポールの地で、キャリア最高のパフォーマンスを目指している。対戦相手の秋山は世界中の格闘ファンによく知られる有名な選手であり、モハメドは自分が不利と見られても気にしていない。
アフリカのトップ選手の一人として、世界最大の格闘技団体と契約したその実力を、約9か月ぶりの試合で見せつけるつもりだ。
元ライトヘビー級の選手という強みを生かし、モハメドは試合で優位に立てると信じている。そして母国のファンが誇りに思うような、素晴らしいフィニッシュで試合を終えることを期待している。
「前回の試合で負けたから、勝利へのモチベーションが一層、高まった」
「フィニッシュ勝ちできると思っている。できれば第2ラウンドまでに」
「家族や友人、チームメイトのためにも、ベストを尽くして勝利につなげたい。みんなのために、何よりもエジプトのために勝ちたい」
シンガポール|2月28日 (金) |ONE:KING OF THE JUNGLE|公式アプリで生中継(無料)|日本公式Twitter|日本公式Instagram