【1/10大会】スタンプが１RTKO勝ち、総合格闘技４連勝

打撃の女王スタンプ・フェアテックスが、幸先の良い2020年のスタートを切った。

１月10日（金）にタイ・バンコクで開かれた「ONE：A NEW TOMORROW」で、22歳のタイのスーパースター、スタンプは、プージャ・トーマル（インド）を相手に素晴らしいパフォーマンスを披露。2020年最初の試合を勝利で締めた。

ONE世界王者２冠のスタンプは、試合開始直後からトーマルを圧倒。ONE女子アトム級の頂点を目指す途上となるこの試合で、ほとんどダメージを負わずに戦いを終えた。

試合が始まるとスタンプは、トーマルにプレッシャーをかけてコーナーに追い込む。だがレッグキックを掴まれて、巧みな掛け技のカウンター攻撃に合い倒される。

スタンプはすぐに立ち上がると逆に、クリンチからのヒザで攻める。トーマルは再び同じようなテイクダウンを狙うが、スタンプも賢く立ち回り、キャンバスに倒れた時に背中を取る。そしてすぐさまリアネイキッド・チョークを狙いに行く。

トーマルは締め技から逃れレッグロックにチャンスを見出そうとするが、危機から脱したのはつかの間だった。

スタンプは再び素早くトーマルの背中を取ると、１分近くに渡りグランドパンチをノンストップで浴びせ続けた。これにはレフェリーも、試合を止めに入らざるを得なかった。第１ラウンド４分27秒だった。

スタンプはこれで、総合格闘技で４勝０敗。キックボクシングとムエタイでONE世界タイトルを守っていく必要があるが、スタンプはONE女子アトム級世界王者アンジェラ・リー（シンガポール）への挑戦意欲についても繰り返した。

「総合格闘技でこれからも戦っていきたい。そしてスキルを磨き、すぐにベルトに挑戦したい」

Read more:【1/10大会】ONE: A NEW TOMORROW—ロッタンが初防衛