【5/6大会】ONE Fight Night 10、スタンプがアンダーソンとMMAマッチで対戦
元2競技チャンピオンのスタンプ・フェアテックス(タイ、25)が、ONEチャンピオンシップ初の米国大会で、その戦闘能力とダンスを披露する。
日本時間の5月6日(土)に米コロラド州ブルームフィールド「1stBank Center」から生中継される「ONE Fight Night 10: Johnson vs Moraes II」で行われるアトム級MMAマッチで、アリース・アンダーソン(米国、28)と対戦する。
今月、“スーパーガール”ことアンナ・ジャルーンサック(タイ)とのストロー級キックボクシングマッチで、スプリット判定で勝利したばかりのスタンプは、MMAのタイトル獲得を目指し、米国でトレードマークの“スタンプ・ダンス”を踊ることだろう。
スタンプは、元ONEアトム級キックボクシングとムエタイ世界チャンピオンで、その一級の打撃技術を総合格闘技でも生かし、寝技もタイ・パタヤのジム「フェアテックス・トレーニング・センター」で磨いてきた。
4年前に総合格闘技に参戦して以来、戦績を9勝2敗とし、2021年のONE女子アトム級世界グランプリで優勝。ランキングでも1位の座を獲得した。
2022年3月にはアンジェラ・リー(シンガポール / 米国)の有するONE女子アトム級世界タイトルに挑戦して敗れたものの、その半年後にはジヒン・ラズワン(マレーシア)戦で大勝。現在、スタンプはリーとの再戦に向けて勢いを得ようとしている。
対するアンダーソンは、スタンプの勢いを止め、ホームの米国の観衆の前でキャリア最大の勝利を手にしようと意気込む。
アンダーソンはフロリダ州在住。米国のMMAシーンで5勝1敗の戦績を築き、ONEチャンピオンシップと契約した。
2021年9月、ONEデビュー戦となったONE女子アトム級世界グランプリ準々決勝では平田樹に敗れたものの、2022年5月にノックアウト・アーティストのアシャ・ロカ(インド)戦で完璧な戦いぶりを披露し、第1ラウンド一本勝ちとした。
今回のスタンプ戦で勝利すればランキング入りは確実で、ONE女子アトム級世界タイトル挑戦のチャンスを引き寄せることだろう。
スタンプ対アンダーソンが行われる「ONE Fight Night 10」のメインイベントは、ONEフライ級世界タイトルマッチ。DJことデメトリアス・ジョンソン(米国)が、前王者のアドリアーノ・モラエス(ブラジル)を迎えてタイトル防衛に臨む。また、セージ・ノースカット(米国)とアフメド・ムジタバ(パキスタン)によるライト級MMAマッチも予定されている。
「ONE Fight Night 10」の最新情報については、今後もONE公式ホームページでお知らせする。