【6/8大会】スタンプが半月板断裂で欠場、メインはタワンチャイ vs. ナタウット II に
ONE女子アトム級MMA世界チャンピオンのスタンプ・フェアテックス(タイ)がけがのため、6月8日(金)の「ONE 167」で予定されていた2位コンテンダーのデニス・ザンボアンガ(フィリピン)との防衛戦を欠場することになった。
スタンプは欠場するものの、同大会は予定通り開催される。
代わって王者タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)と3位コンテンダーの挑戦者ジョー・ナタウット(タイ)が激突するONEフェザー級ムエタイ世界タイトルマッチがメインイベントを飾る。
タイ・パタヤのジム「フェアテックス・トレーニング・センター」で試合に向けて事前特訓をしていたスタンプは不運なアクシデントに見舞われた。
スタンプはこう説明している。
「スパーリングパートナーが背後から自分を持ち上げて倒そうとした。体をつかまれて持ち上げられたが、彼女のほうが小柄なので、それほど高くは持ち上げられず、自分の足は地面についたままだった」
「それから自分の足が地面についた状態で、彼女は体をひねった。それで膝が曲がり、大きな音がした。それですぐに練習を中断してMRI検査を受けに行った。そして半月板が断裂していると診断された」
中止になったザンボアンガとの試合は、スタンプにとって初のONE女子アトム級MMA世界タイトルの防衛戦になるはずだった。
スタンプは昨年9月、ハム・ソヒ(韓国)を3ラウンドTKO勝利で倒し、空位となっていた同タイトルを獲得。前人未到の3競技ONE世界チャンピオンになっていた。
「ONE 167」欠場を受け、スタンプは自身の試合を楽しみにしていたファンにメッセージを送った。
「一生懸命頑張って、この試合にむけてとても集中していた。けれども、いつもアクシデントはつきものだ」
「試合を楽しみにしていたファンの皆さん、他のタイ選手を応援してください。タワンチャイや、ジョー・ナタウット、ロッタン、マイキー・ムスメシも」
スタンプの半月板断裂の手術は成功したが、今後数ヶ月にわたるリハビリが控えている。9月7日(土)の「ONE 168: Denver」で、ONE女子ストロー級MMA世界チャンピオンのション・ジンナン(中国)への挑戦も予定されていたが、実現するかはまだ不明。
詳細が判明次第、ONEチャンピオンシップ公式ホームページやSNSでお知らせする。