【6/3大会】ONE 158 フルカード発表、メインはタワンチャイvs.ラーセン
多数のハングリーなアスリートたちが、ONEチャンピオンシップの次回のイベントに向け、気合を入れている。
6月3日(金)、世界最大の格闘技団体ONEは、シンガポール・インドア・スタジアムで「ONE 158」を開催する。メインイベントは、未来の世界タイトルの挑戦者を占う重要なムエタイマッチだ。
残念ながら、事前に告知されていたジョシュア・パシオ(フィリピン)対ジャレッド・ブルックス(米国)によるONEストロー級世界タイトルマッチは、スケジュール調整の関係で延期となった。
新たに設定されたメインイベントでは、パウンド・フォー・パウンドの打撃のスーパースター、タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)がニコラス・ラーセン(デンマーク)とフェザー級ムエタイマッチで対決。
23歳のタワンチャイは、ONEの立ち技部門「ONEスーパーシリーズ」参戦以来、驚異的な強さを誇っている。
タワンチャイは、ムエタイとキックボクシング合わせて126勝31敗2分という戦績を有しており、数々な印象的な勝利を挙げてその破壊力の高い武器を見せつけてきた。
昨年5月のデビュー戦では、ショーン・クランシー(アイルランド)をヘッドキックでノックアウトし、今年1月には1位バンタム級ムエタイコンテンダーのセーマペッチ・フェアテックス(タイ)を左パンチでフィニッシュした。
そして今、より自然な体重に近いフェザー級に階級を上げて5位コンテンダーとなり、王者ペットモラコット・ペッティンディー(タイ)の有する世界タイトル挑戦を狙う。
対するラーセンは32歳で、現WBCスーパーウェルター級ムエタイ世界チャンピオン。
通算63勝目を挙げて、タワンチャイの勢いを止め、ペットモラコットの次の挑戦者になろうと意気込んでいる。
「ONE 158」では、バンタム級MMA2位コンテンダーのクォン・ウォンイル(韓国)と4位のファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)の対決も行われる。
両者ともONEバンタム級世界王者ジョン・リネカー(ブラジル)に挑戦したいと訴え続けており、今回の試合で印象的な勝利を挙げれば、チャンスが舞い込む可能性もある。
クォンは11勝3敗、フィニッシュ率90%で3連勝中。直近では昨年12月に元バンタム級王者のケビン・ベリンゴン(フィリピン)をノックアウトしている。
対するアンドラージは、7勝2敗、フィニッシュ率72%で6連勝中。
「チーム・ラカイ」のジェレミー・パカティウ(フィリピン)を97秒でノックアウトした衝撃的勝利に続き、今回の試合でも素晴らしいパフォーマンスを披露して、ゆくゆくはタイトル挑戦権を手に入れたいと燃えている。
こうした爆発的な試合に加えて「ONE 158」では、ブラジリアン柔術の世界チャンピオンに17回輝いたマーカス・アルメイダ(ブラジル)が総合格闘技マッチに登場。
アルメイダは、MMA転向以来目を見張るような活躍をしており、既に2度第1ラウンドで一本勝ちを挙げており、今回のサイモン・カーソン(オーストラリア)戦でもMMA無敗キープを狙う。
さらにフライ級MMA2位コンテンダーのカイラット・アクメトフ(カザフスタン)、フライ級MMA5位のリース・マクラーレン(オーストラリア)も登場。ヘビー級キックボクシングの怪物同士の対決、ラーデ・オパチッチ(セルビア)対グート・イノセンテ(ブラジル)も行われる。
フルカードは以下の通り。
ONE 158: Tawanchai vs. Larsen のメインカード
- タワンチャイ・PK・センチャイvs. ニコラス・ラーセン (ムエタイ – フェザー級)
- クォン・ウォンイル vs. ファブリシオ・アンドラージ (MMA – バンタム級)
- リース・マクラーレン vs. シェ・ウェイ (MMA – フライ級)
- マーカス・アルメイダ vs. サイモン・カーソン (MMA – ヘビー級)
- カイラット・アクメトフ vs. 和田竜光 (MMA – フライ級)
- ラーデ・オパチッチ vs. グート・イノセンテ (キックボクシング – ヘビー級)
ONE 158: Tawanchai vs. Larsen のリードカード
- アレックス・シウバ vs. エイドリアン・マティス (MMA – ストロー級)
- ヨッカイカー・フェアテックス vs. グルダーシャン・マンガット (MMA – フライ級)
- マルワーン・トゥートゥー vs. コンスタンティン・ルス (キックボクシング – ライト級)
- オーディ・デラニー vs. メフディー・バルギ (MMA – ヘビー級)
- デューク・ディディエ vs. ジャスール・ミルザムハメドフ (MMA – ヘビー級)
- ジェネリン・オルシム vs. ジュリー・メザバルバ (MMA – アトム級)
- キム・キョン・ロック vs. エドソン・マルケス (MMA – ライト級)