ロッタン「ハガティーとペッダムの試合見たい」
ONEフライ級ムエタイ世界王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)は、古くからのライバル、ジョナサン・ハガティー(英国)が大好きだ。
ロッタンは2019年8月の「ONE:DAWN OF HEROES」で、当時のONEフライ級ムエタイ世界王者ハガティーをユナニマス判定で破り、ベルトを獲得。さらに2020年1月の「ONE:A NEW TOMORROW」での再戦では、ハガティーをノックアウトで撃破した。
2人は激しい戦いを繰り広げたが、ロッタンはハガティーに敬意を持ち、高く評価している。
「彼はムエタイで最高の外国人だ」と22歳のロッタンは語る。
「ハガティーについて考える時、または彼の名前を聞いた時、リングで交わした激闘をいつも思い出す。自分の人生で最高の思い出の1つだ」
この2つの壮大な戦いでロッタンは勝利を収めたかもしれないが、ハガティーに対して大きな尊敬の念が生まれ、大ファンにもなった。
他の格闘技の愛好家と同様に、ロッタンは世界最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップで、見てみたいマッチアップについて空想している。
そのうちの1つが、ハガティーと元ONEフライ級キックボクシング世界王者ペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)のムエタイマッチ。この試合が火花の散るような熱戦になると、ロッタンは信じている。
「ハガティーとペッダムの試合を見たい。非常に僅差の戦いになるだろうし、ファンにとって見ごたえのある試合になるだろう」
「この階級にはハガティーの相手になり得るムエタイ選手がたくさんいるが、自分の考えでは、ペッダムが1番合う」
ロッタンは、さまざまな理由でこの試合が実現することを楽しみにしている。
2人の元ONEスーパーシリーズ世界王者が、ONEのケージ「サークル」で激闘を繰り広げるのを見てみたいし、さらにロッタンが指摘するように、ハガティーとペッダムは似通っているのだ。
「あの2人が戦うのを見るのは楽しいだろう」
「ペッダムとハガティーはどちらも、1度ONEで世界王者になっている。片方はキックボクシング、もう片方がムエタイの世界王者だ。それに、2人とも同じような年齢で、体型、スタイル、心構えも非常に似ている」
ロッタンは2人をよく知っている。特にペッダムのことは。
ロッタンとペッダムは以前、ムエタイの聖地ラジャダムナンスタジアムで2度、5ラウンドの試合を戦っており、1勝ずつを挙げている。
ハガティーとペッダムが、ロッタンとの3度目の対戦を望んでいるのは間違いない。そしてベトナムの戦士ニューイェン・トラン・デュイ・ニャットもまた、ロッタンを狙っている。
だがロッタンの心は、ONEフライ級キックボクシング世界王者のイリアス・エナッシ(オランダ/モロッコ) への挑戦に向いており、ONEのマッチメーカーがその対戦を実現してくれることを願ってやまない。
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