【11/4大会】モラレス、“3度目の正直”スーパーガール戦へ「心理学生かしイメトレ」
クリスティーナ・モラレス(スペイン、30)は、世界最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップで待望の復帰戦に臨む。
11月4日(土)にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「ONE Fight Night 16: Haggerty vs. Andrade」で、モラエスは“スーパーガール”ことアンナ・ジャルーンサック(タイ、19)とアトム級キックボクシングマッチで対戦する。
両者の対決は病気と負傷で過去に2度延期されており、モラエスにとっては今回が“三度目の正直”だ。
モラエスは時間ができたことで、武器をさらに磨き上げ、準備をより完璧に近づけることができたと話している。
「ついに3度目にして対決することになった。自分はすごくやる気があるし、調子も良いと感じている」
「この試合のために長い時間をかけて準備をしてきた。特定の対戦相手に対してこれまでで一番長い準備期間だったと思う。肉体的にも精神的にもトレーニングのための時間は十分にあった。ONEチャンピオンシップの舞台に久々に上がって、いつもと同様にリングの中で全力を尽くしたい」
ISKAキックボクシング世界チャンピオンに3度輝いたモラエスは、スペイン南部の都市セビージャ出身。スポーツ心理学の学位も持っており、その知識を生かしてONEの輝かしい舞台からは遠ざかっていた間にも集中して準備をしていたようだ。
そして、待ちに待ったこの試合では完璧な闘いぶりを披露し、待望の勝利を挙げようと意気込んでいると言う。
「試合に臨む自分を想像している。心理学では、試合をはっきりイメージすることをよくやる。毎日、トレーニングの後に、繰り出したい打撃やコンビネーションをイメージする」
「この試合に勝ちたい。楽しんで、勝利を手にしたい」
「対戦相手よりも自分の強みに集中」
「ONE Fight Night 16」での勝利を思い描く以外にも、クリスティーナ・モラレスは、“スーパーガール”戦に向けて自身の武器も磨き上げてきた。
“スーパーガール”はタイで急成長している屈指のタレントであり、ハイレベルな経験も豊富だとは承知している。
だが、モラエスは対戦相手を気にすることに時間を費やしたくないと話す。
「対戦相手のことを気にするよりも、自分の強みに集中して取り組む。あまり対戦相手のことは気にしない。彼女は完成されたファイターだと思うし、自分は自分のできることに集中したい」
モラエスは、自分の強みに集中することで、ベストのコンディションでの試合出場を目指している。そのベストとは、トレードマークの素早いペースの戦いぶりでノックアウトを狙う、ということだろう。
モラエスはこう付け加えた。
「自分の強みのひとつは、強烈な闘いぶりとパワーのある打撃だ」