【5/3 タイ大会】「ONE Fight Night 31」ノンオー、ゴントーラニーと完全決着を予告「必ずアグレッシブな戦いに」

5月3日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される「ONE Fight Night 31」のフライ級ムエタイで、元ONEバンタム級ムエタイ世界王者のノンオー・ハマ(タイ)がゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)と激突する。前戦は疑問が残る判定結果となったが、完全決着に期待がかかる。
両者は2月の「ONE Fight Night 28」で対戦。階級変更で初のフライ級に挑むノンオーの勝利に期待が集まっていたが、結果は同級3位のゴントーラニーに僅差のスプリット判定で敗れた。
38歳のノンオーは完全決着を狙い、前戦よりアグレッシブに戦うことを誓った。
「今回の再戦は同じ戦いにならないと約束する。決定的な勝敗を見届けてもらいたい。もし私が負けたとしても、それはあらゆる疑念や議論に終止符を打つ敗北となるはずだ。」
「今回の試合では私は昔のファイトスタイルを貫く。多くの武器を投げ続ける。」
バンタムからフライに階級を下げ、体重が10ポンド減ったにも関わらず、元バンタム級の絶対王者は自分のパワーは相変わらず危険であると信じている。過去6勝のうち5勝がKOによるものだったノンオー。フライ級ムエタイの脅威的な存在になるのは間違いない。
「以前はもっと重い階級で戦っていたので、自分の破壊力は相手より上だと自信を持っている。トレーナーに同じ質問をしたら、私の方がスピードも速いし、パワーも相変わらず強いと言われた。」
ゴントーラニーとの初戦を振り返り、ノンオーはあの試合はフライ級での戦いを模索してしまい、いつになく慎重になり過ぎたと語った。フライ級の感覚に慣れた今、熱い戦いで全ての疑念を払拭するつもりだ。
「今回の試合は必ずアグレッシブな戦いを見せる。初戦は長い間この階級で戦っていなかったので慣れずに苦労した。でも今は、自分はできると確信している。」
「この試合は明確な結果で終わると予想している。判定ではなくKOで終わる方が、確固たる証拠が残り、後々議論の余地がなくなるので、より良だろう。」
ノンオー、初戦での不安要素を明かす
判定負けとなったが、ノンオーはゴントーラニーとの初戦を通して多くの有益な気付きを得たという。フライ級でもスピードとパワーは充分に通用すると感じたが、3ラウンド通してのハイペースな戦いに対しスタミナに不安を感じていたことを認めた。
「フライ級では、より機敏で速く、ダイナミックに動けるようになったと感じている。パワーダウンも感じなかった。しかし、この階級で試合に出るのは久しぶりだったので、最終ラウンドでスタミナが切れるのではと不安だった。」
初戦はこの不安がノンオーは消極的な戦いを導いたようだ。ゴントーラニーとの再戦、さらにアグレッシブな戦いが求められるが、ノンオーは言葉以上にそれを理解しているはずだ。
「自分のゲームプランには満足していたが、まだ違和感があり、いつも通りの戦いができなかった。先ほども言ったが、この階級で戦ったのは久しぶり。だから、最高のパフォーマンスではなかった。」