【1/14大会】ONE Fight Night 6、エナッシとスーパーレックの再戦など3試合追加
ONEチャンピオンシップが1月14日(土)に開催する「ONE Fight Night 6」に、3つのエキサイティングな試合が追加された。
いずれも因縁の対決で、打撃格闘技が盛んな開催地のタイ・バンコクにふさわしいムエタイとキックボクシングマッチだ。
すでにメインイベントは王者ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)とアラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)によるONEバンタム級ムエタイ世界タイトルマッチと発表されているが、今回の追加カードによって、選び抜かれた打撃競技のスペシャリストが勢揃いすることになる。
まずは、ONEフライ級キックボクシング世界チャンピオンのイリアス・エナッシ(オランダ / モロッコ)と2位コンテンダーのスーパーレック・キアトモー9(タイ)のリマッチ。
両者は2021年2月の「ONE: FISTS OF FURY」で対戦し、王者エナッシが接戦の末に勝ったものの、スーパーレックが勝つべきだったとみる向きもあった。
今回の対戦では、エナッシはこうした声を黙らせようと決定的な勝利を挙げようと意気込んでいる。対するスーパーレックも地元バンコクのインパクト・アリーナの声援を受けて闘志を高めることだろう。
スーパーレックはエナッシ戦での敗戦以来連勝をキープしており、来月の「ONE 164」で行われるONEフライ級ムエタイ世界グランプリ決勝でパンパヤック・ジットムアンノン(タイ)と対戦する。
トーナメント優勝者に贈られる銀色のベルトを勝ち取れれば、エナッシの有するキックボクイングタイトル獲得に向けてさらなる勢いを得ることだろう。
さらに8月にノンオーに挑戦したものの退けられた4位コンテンダーのリアム・ハリソン(英国)も出場。
ハリソンは、この世界タイトルマッチで足を負傷したが手術の末に回復し、ONEのケージ「サークル」復帰を熱望していた。
「ONE Fight Night 6」での対戦相手は、バンコクのポンシリ・PK・センチャイ(タイ)。
今年4月、ハリソンはポンシリのチームメイトのムアンタイ・PK・センチャイ(タイ)を相手にフィニッシュ勝利を収め、その試合はONEチャンピオンシップ史上最高のスリリングな一戦と評された。
ポンシリは今回の試合で、チームメイトの敵討ちと、ランキング上昇を狙う。
3つ目の因縁の対決は、スーパーガール・ジャルーンサック(タイ)とエカテリーナ・ヴァンダリーバ(ベラルーシ)によるストロー級ムエタイマッチ。
両者は2022年1月の「ONE: HEAVY HITTERS」で初対戦し、スーパーガールがスプリット判定で勝利を収めた。だが、ヴァンダリーバは第2ラウンドで相手をマットに沈める直前まで行っており、自身の勝利を確信していた。
今回のリマッチで決定的勝利を狙うヴァンダリーバは、ハリソンとエナッシ同様、対戦相手のホーム・バンコクの歓声の中で戦うことになる。
すでに発表されているノンオー対ラマザノフ、スタンプ・フェアテックス(タイ)対アニッサ・メクセン(フランス/アルジェリア)による特別ルールのスーパーファイトと並び、これら3試合はインパクト・アリーナでの大会にスパイスを加えてくれることだろう。
「ONE Fight Night 6」の最新情報は、今後もONE公式ホームページでお知らせする。