【5/6大会】ブシェシャが大胆予想「モラエスが第3RでTKO勝利」
“ブシェシャ”こと無敗のヘビー級MMAコンテンダーのマーカス・アルメイダ(ブラジル)は、友人でチームメイトのアドリアーノ・モラエス(ブラジル)が5月6日 (土) のONE初の米国大会「ONE Fight Night 10: Johnson vs. Moraes III」のメインイベントに出場するのを楽しみにしている。
前フライ級王者のモラエスとONE史上最大の世界タイトルマッチで対するは、現王者のデメトリアス・ジョンソン(米国)。
両者はこれまで2度対戦して1勝1敗としており、今回が3度目の対戦。当然ながら譲れない戦いだ。
「アメリカン・トップ・チーム」でモラエスのトレーニングパートナーを務めるアルメイダは、この試合の重要性や、これまでの経緯をよく理解している。
アルメイダはONE編集部にこう話している。
「3戦目で決着がつくと思う。お互いに1勝1敗、1KOだ。もちろん、モラエスの計画通りではなかったと思う。けれども、このために、この試合はよりスパイスの効いたものになるだろう」
モラエスとジョンソンは2021年4月に初対戦。モラエスが劇的な膝蹴りを決め、ジョンソンにフィニッシュ勝ちした最初の男となった。
そして昨年8月、ジョンソンは逆に鮮やかな飛び膝蹴りでモラエスをノックアウト。同じく、これがモラエスにとっても初のフィニッシュによる黒星だった。
これらの瞬間に立ち会っていたアルメイダは、敗北を喫したモラエスがモチベーションをさらに高め、今回の試合では激しいトレーニングの成果を見せることができると信じている。
アルメイダはこうコメントしている。
「トレーニング中に彼(モラエス)の心構えが変わったのがわかった。テクニックもだ。まったく新しいファイターのようだ。試合日が待ちきれない。すごいことになるだろう。米国で初めて開催されるONEの大会が本当に待ち遠しい」
「モラエスは、勝っても学べるタイプ」
マーカス・アルメイダは、アドリアーノ・モラエスがデメトリアス・ジョンソンに2度負けることはない、と確信している。
アルメイダによると、モラエスはONEのケージ「サークル」での戦いを15戦経験し、35歳となった今でもファイターとして進化し、学び続けているという。
アルメイダはこう説明する。
「モラエスは、勝っても学べるタイプなんだ。勝利からも多くの教訓を学んでいる。勝利からだって学べるんだから、負けた直近の試合で犯したミスや、もっと上手くやれたであろうことはすべてわかっている」
さらに、モラエスはこれまでにも敗北から立ち直った経験がある。ONEフライ級世界タイトルマッチではジェヘ・ユスターキオ(フィリピン)とカイラット・アクメトフ(カザフスタン)に敗れたものの、リマッチではベルトを奪還している。
チームメイトとしてモラエスの精神的、肉体的な成長を目の当たりにしたアルメイダは、「ONE Fight Night 10」のメインイベントの結果について、喜んで予想をしている。
「モラエス(が勝つ)。第3ラウンド、TKO勝利だ」