【8/3大会】ランボーレック、雪辱期し2度目の本戦出場「命懸けで全力で」
8月3日(土)の「ONE Fight Night 24: Brooks vs. Balart」に出場するランボーレック・チョー・アッジャラブーン(タイ)は、毎週恒例のルンピニー大会「ONE Friday Fights」シリーズで活躍していた際に見せたようなポテンシャルを存分に発揮したいと意気込んでいる。
バンタム級ムエタイマッチで対するは、クレイグ・コークレイ(アイルランド)。
ランボーレックは21歳、「ONE Friday Fights」シリーズで初めて本戦出場契約を勝ち取ったアスリート。その後北米のゴールデンタイムで配信される大会シリーズ「ONE Fight Night」にも1度出場したが、そこから2試合連続で黒星を喫した。
だが、今年2月のソネル・シェン(トルコ)戦では判定勝ちとし、より大きな舞台で戦えるだけの実力があると証明して見せた。
8月3日にタイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで行われる今回の試合を前に、ランボーレックはこうした浮き沈みについてコメントしている。
「ONEチャンピオンシップの契約を勝ち取った後、2連敗してしまった。当時はすごく落ち着かなかった。2試合連続で負けたくなかった。リングの上では全力を尽くしたが、ミスをしてしまい、負けた。チャンスはあったのに、きちんと自分のやることをやれなかったので、辛かった。自分自身に失望した」
「自信をなくしたのは認める。だが、ソネル・シェンに勝ったことで、自信が戻ってきた。自分にはもっと力があるって感じられた。『ONE Fight Night』シリーズでは完全に復活して、存在感をアピールできるという確信が深まった」
「ONE Fight Night 14」では、ランボーレックはエイサー・テン・パウ戦で負傷した。だが、回復の期間を利用して自身の欠点を分析したという。
より輝かしい舞台で、違ったレベルの相手と戦うには、進化する必要があるとわかっていた。そして、こうした努力が結実したのが「ONE Friday Fights 51」のソネル・シェン戦での勝利だったのだ。
そして今回、2度目となる「ONE Fight Night」シリーズへの出場を前に、雪辱を果たしたいと燃えている。
「負けた後、再び『ONE Fight Night』シリーズに出場する機会があれば、命懸けで全力で戦いたいといつも思っていた。ここで勝ってアピールをしたい」
「トレーニング方法をかなり変えた。スポーツ科学を導入して、もっとハードワークをすることにした。どれだけ疲れていても、世界の舞台にふさわしいより良い選手になるためには、練習しないといけなかった」
「『ONE Friday Fights』シリーズ出身で初の契約を勝ち取るにふさわしいアスリートだってことを信じてもらいたい」
「キックを主な武器に、自分流で戦う」
現在ランボーレック・チョー・アッジャラブーンは、ONE戦績3勝2敗としており、今回のクレイグ・コークレイ戦で勝って、強豪がひしめくバンタム級ムエタイ部門で存在感を示したいところ。
コークレイについてはあまりよく知らないと言うが、コークレイがONE初出場した昨年12月のスーブラック・トー・プラン49(タイ)戦を見て、いくつかの危険な要素を発見したそうだ。
「クレイグ(コークレイ)の強みや弱みについては話せない。彼は背の高い選手で、ヒザ蹴りとエルボーが手強い」
「スーブラック戦を見たが、彼は1ラウンドでノックアウトされたからあまり研究はできなかった。負けはしたが、彼のことを侮るつもりはない」
ランボーレックは、今回の試合に向けて一から自身の戦いぶりを見直すことはしていない。代わりに、自身の持つ一番強力な武器でコークレイを攻めることに集中するとしている。
また同時に、スーブラックがコークレイに勝った試合から得た教訓を生かし、「ONE Fight Night 24」では自身も同様に勝ち星を上げたいと話す。
「この試合はいつも通りだ。キックを主な武器としつつも、自分の武器をいろんな方法で使って、自分のスタイルで戦う」
「スーブラックがボディにパンチを入れるのを見たが、同じことをすると思う。キックには自信があるし、試合経験だって自信がある」